2024年11月30日
生えたての永久歯は、まだ、歯の根っこが完成していません。この時期の永久歯がむし歯になると、一気に神経近くまで進行することがありますが、歯の寿命を考えると、神経(歯髄)の保護がとても重要になってきます。仮に、むし歯を除去することで神経の一部が露出しても、神経を保護する薬剤を使用し、適切な処置を行えば、神経を取ることなく治療を終えることができます。神経をとると、血液の供給も同時に無くなりますが、これが一番の問題です。
下の写真は、神経近くまで進行したむし歯を除去し、神経の保存を行ったケースです。
この時期の神経組織は血液循環が良好なことから、安易に神経を取ることは絶対に避け、神経の温存に注力することが重要です。
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