先日来院されたAさんは、1年程前に歯周病の治療を受けたそうですが
その後、定期的な検診を受けていなかったために、劇的に悪化してしまったケースです。
Aさんの場合は、糖尿病のため、特に歯周病が悪化しやすく、治りにくい状況にあります。
糖尿病では、唾液の分泌量の減少、血行障害、体を守る白血球の機能低下、コラーゲンの合成阻害などが起こり、歯周病を悪化させる条件が揃っています。
また、歯周病菌の毒素により、「糖尿病が悪化する」とも言われています。
糖尿病と歯周病、2つの生活習慣病を同時にコントロールしていく必要がありますね。